ネット上での氷結界への評価

一ヶ月ほど前に、ふたばちゃんねるというサイトで「氷結界」を激しく罵倒している人物がいるのを目撃しました。
このサイトでは、「氷結界に親でも殺されたのか」と言われる程氷結界に噛み付く人がたまに現れるのですが(複数の人間によるものなのか、一人だけなのかは不明)、私が目撃するのはこれで最後だろうという事で、あえてその内容について触れてみます。

そこでの書き込み主曰く、「氷結界」は一切制限ない万能サーチある紙束との事です。
遊戯王OCGには、一切制限ない万能サーチ魔法を擁するテーマは「トゥーン」、「E・HERO」「リゾネーター」「氷結界」「聖刻」と5つありますが、ちょうど一年ほど前にも書いたように、この中で環境トップに食い込んだ(≒サーチカードが規制されていた時期があった)事も、第9期になって強化から強化を貰った事も無いテーマは「氷結界」だけです。
その点から、少なくともこれらのテーマの中では「氷結界」は見劣りしてしまうのは否定できないでしょう…。
この書き込みに対するレスでは、更に「あんなに誰からも羨ましがられないサーチ他に無いと思う」「レベルや種族縛りもなくコストもなく1ターンに一度もないのに凄いと言われないサーチとそのテーマなんて未来永劫ないぞ」とまで言われていました。
前回の記事でも同じ様な事を書いていましたが、自分が応援していたテーマに限ってピンポイントでそうなってしまった事は、辞める事を決めた今となっては逆に誇るべきなんじゃないかと思えてきます。
この書き込みがあった掲示板ではこの話題の直前にリゾネーターの話題が交わされていたのが、より一層哀愁を際立たせます…。しかもそのリゾネーターを擁するジャックのデッキは、前回の記事で書いた様に「20th ライバル・コレクション」でそのサイトでも絶賛される程の劇的な強化を貰いました。私はARC-Vでのジャックの再登場から、「氷結界」やシャークのデッキの強化の希望を見出していましたが、結局蓋をあければジャックの一人勝ちでした。
そしてその話題の中には、「(水属性でもレベル5でもない様なモンスターから)アビスクリスタルに進化出来る」などという訳の分からない書き込みもありました。

更に、「(【氷結界】は)ガンターラ中心の虎将ビートと伝道師を利用したランク4デッキ以外に何があるんだ」「六武衆とかも数が多いけどヤリザやニサシみたいなネタキャラ枠が多くて使われるのは一握りだろう」「封魔団とかそういうのがキャラ的に六武衆で言うヤリザ枠的なものだ」というレスがありました。
ここでヤリザというのは、「六武衆」カテゴリの中で特に「デッキに入れる枠が無い」とネタにされる傾向が強かったカードで、そのネタが広まった影響か、アニメARC-Vでは公式で「クズカード」呼ばわりされた事がある程の存在です。
ちなみに、モンスター効果的に言うと(ダイレクトアタッカー繋がりで)水影がヤリザ枠的なものです。「六武衆」の中で評価の低いヤリザと、「氷結界」の下級の中でも最強の水影が、同じ方向性の効果持ちというのは何とも皮肉な話ですが…。
ここで封魔団の名前が挙げられているのは、「【氷結界】に入るのはガンターラや伝道師といったカードで、封魔団等のアイドルカードは入らない(所謂『おっさんデッキ』)」というイメージによるものでしょう。
「氷結界は紙束ではない」と気付いた人達が構想を練ってできた「おっさんデッキ」というイメージさえも、皮肉にもそれ以外の氷結界(特にアイドルカード)にとってはマイナスでしか無いので、たまったものではないです。
特に封魔団は、DTマスターガイドのデッキレシピでも省かれているので、悔しいですが「ヤリザ枠的なもの」というのは否定できまないです…(六武衆にとっては失礼な言い方になっているかもしれませんが)。
そこから更に、「ヤリザは腐っても六武衆のサポートを受けられる。 封魔団もヤリザみたいに強引にでもネタ扱いされているのか?ないならただの空気だし一緒にすんのもなぁ」というレスもありました。
ネタはともかく、「氷結界」はサポートカードがそんなに多くないのも悩みだと思います。六武衆程の豊富なサポートがあればなぁというのはよく思いました。

また、そこでの「伝道師出てすぐの頃はフリーで遊べるくらいのパワーあった」という擁護するような書き込みに対しては、「短い春だったんだな。そんな短い期間は強化と言えないけど」というレスが返されていました。
私は上で名前が出ていた封魔団に対する擁護としては、先日の記事で書いたような活用法を挙げますが、まぁこの手の人物からすれば「それはコストや素材として使っているだけであり、そのカード自身の強さでは無い」とでも返されるのがオチでしょう。

このブログが凍結してからは、ネット上での「氷結界」のイメージはどうなるでしょう。
この罵倒している人の様な意見が主体となり、「氷結界」にとっては本当の地獄と化すのか、それとも逆にイメージが良くなるのか、それとも何も変わらないのか…。
個人的には十中八九「何も変わらない」と思いますが。

この記事も含めて、これまでのこのブログを読んで、「こんな奴が『氷結界』と名の付けたブログを作ってるのか」「自分の方が氷結界が好きな自身がある」と怒りを感じた人がいたとすれば、そういう人の方が、少なくとも私などよりは余程「真の氷結界ファン」と呼ぶに相応しい存在でしょう。
そんな「真の氷結界ファン」の人達には、上で名前を挙げたリゾネーターやトゥーン、その他多くの人気のテーマがそうなった様に、私などとは違った方法で「氷結界」をアピールして、栄光を掴んで欲しいです。それが、曲りなりにも自分が好きだったものに対しての、せめてものエールです。
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氷結界の封魔団

今回紹介するカードは、氷結界の封魔団です。


氷結界の封魔団

氷結界の封魔団
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1200/守2000
1ターンに1度、手札から「氷結界」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで
お互いに魔法カードを発動できない。



レベル4・魔法使い族の下級氷結界です。
特筆すべき点として、このカードの守備力は2000と、下級氷結界の中では最も高い数値です。なので、壁としての運用する事ができます。
この守備力ならば、大抵の下級モンスターの攻撃を防ぐ事はできるでしょう。
ステータス不足に悩む下級氷結界モンスターにおいて、この守備力は貴重です。

効果は、手札の氷結界1枚を捨てて、次の自分のエンドフェイズ時まで、お互いの魔法カードの発動を封じるというものです。
禁止カードの大寒波をボリュームダウンさせたかの様な効果です。
大寒波と比較して、発動タイミングは制限されておらず、自分が魔法を使用した後にも効果を発動できるという利点があります。
逆に短所は、次の自分のエンドフェイズ時までの効果であるが故に、相手の方が先に魔法の使用権を得てしまう点です。
また、「このカードがフィールド上で表側表示で存在する限り」とあるので、効果を使った後でも、このカードがフィールドを離れるとロックは解除されてしまいます。
とはいえ、効果を発動した次の自分のターンにシンクロやリリースやエクシーズによってこのカードをフィールド上から取り除けば、自分へのロックは無くなり、自分の方が先に魔法を使用できるようになります。
この効果で魔法を封じても、相手のターンにこのカードが戦闘破壊や罠カードやモンスター効果によってフィールドを離れてしまうと、その後は相手は魔法を使えるようになってしまう点には気をつけたいところです。
とはいえ、効果を発動しておけば、相手のハーピィの羽根帚サイクロンナイト・ショットを気にせずにカードをセットする事ができます!
特にデモンズ・チェーンを伏せておけば、相手のモンスターの攻撃とモンスター効果の両方に備える事ができます。
また、魔法カードだけでなく、ペンデュラムモンスターのペンデュラム効果の発動(「ペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置く」という行動)も封じる事ができます。

同じく手札の氷結界1体を墓地へ送って効果を発動する氷結界モンスターに、氷結界の軍師が存在します。
あちらは属性や「氷結界」である事に加えて、レベル・種族に至るまでこのカードと一致しています。また、攻守の合計値も同じです。
魔法の発動を封じるよりも墓地肥やしの為に効果を発動するという戦法も考えられますが、手札交換効果で手札枚数を損なわない軍師に対して、こちらは効果を使えば手札枚数を1枚消費してしまいます。
また、攻撃力が1600とそこそこある軍師に対して、このカードの攻撃力は1200と低く、効果の発動だけを狙って召喚した所で、次の相手のターンに簡単に戦闘破壊されてしまいます。その場合、無駄に手札を消費しただけとなってしまいます…。
「魔法を封じる」というロックを狙うにしても、このカードをはじめとする魔法使い族を出した後に魔法族の里を発動した方が効率が良い気がします…(相手のデッキに魔法使い族がいる場合はその限りではありませんが)。
また、ロックが自分にも及んでしまう点が命取りになってしまう事もあります。特に、サーチカードの氷結界の紋章や手札枚数を補う事ができるサルベージ伝道師守護陣を蘇生するのに使える浮上が使えなくなってしまうのは致命的です。
一応、これらの魔法カードに関しては罠カードの儀水鏡の反魂術リビングデッドの呼び声等で代用する事も考えられますが、どれも一癖ある上に、魔法カードに比べて速射性に劣るのは辛いです。

守備力以外にも、ステータス面はレベル4・魔法使い族の氷結界で唯一サルベージで回収できる点に価値を見出せるでしょう。
レベル4の魔法使い族の氷結界には他に軍師と舞姫が存在しますが、これらはサルベージに対応していません。
レベル4・水属性・魔法使い族の氷結界であるこのカードが場にいる時には伝道師、サイレント・アングラージゴバイトといったモンスターを手札から特殊召喚でき、更に伝道師の場合は効果で墓地のレベル4氷結界を蘇生する事で、サイレント・アングラーとジゴバイトはそのままこのカードと共にランク4のエクシーズ召喚に繋げる事が可能です。
これらはいずれも水属性である為、汎用のランク4エクシーズに加えて、バハムート・シャークスパイダー・シャークといった水属性の素材指定のあるランク4も出す事ができます。
そして、エクシーズ召喚し素材を使いきった後にサルベージでこれらのカードと共に回収する事で、再度エクシーズに繋げる事ができます。
ちなみに、サルベージで回収できるレベル4の氷結界には他に魔酔虫修験者がいます。ジゴバイトやチョコ・マジシャン・ガールといった、魔法使い族を活かせるカードを入れる場合にはこのカードが優先されるでしょう。

交霊師と並べた上で効果を発動すれば、次のターンに相手は、この2枚を除去しない限りは「罠カード1枚」しか発動できなくなります。
守備力の高さから、相手の攻撃を耐えた上で、次の自分のターンにチューナーを並べてシンクロ召喚に繋げる流れが望ましいです。
守護陣や風水師とシンクロ召喚すれば、グングニールアーカナイト・マジシャンのシンクロ召喚が狙えます。
また、高守備力から、反転世界によって攻守を入れ替える戦術も有効です。反転世界を使えばこのカードは攻撃力2000の下級アタッカーと化します!
低守備力のモンスターが殴ってきた時に、返り討ちにする事もできます。
このカードの戦闘面での弱さを補う事ができるため、相性が良いです。

封魔"団"という名前であるにも関わらず、イラストでは一人しか描かれていません。
また、海外版ではイラストが変更されています。

封魔団海外版イラスト

ふとももの部分が青紫色で塗られており、タイツを履いたような姿になっています。
どちらの方が好みかは人によるでしょう(笑

使いやすいステータスである点や容姿から、個人的には氷結界の中でも気に入りの1枚です。

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氷結界の輸送部隊

今日紹介するカードは氷結界の輸送部隊です。


氷結界の輸送部隊

氷結界の輸送部隊
効果モンスター
星1/水属性/海竜族/攻 500/守 200
1ターンに1度、自分の墓地の「氷結界」と名のついた
モンスター2体を選択して発動できる。
選択したモンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。
その後、お互いにデッキからカードを1枚ドローする。



このカードは遊戯王OCG史上初の、レベル1の海竜族モンスターでした。
また、禁止カードのブリューナクを除けば氷結界で唯一の海竜族という事になります。
このレベル・種族から、深海のディーヴァの効果でデッキから特殊召喚する事ができ、ワン・フォー・ワンでもデッキ・手札から特殊召喚する事ができます。
また、海皇の重装兵グルナードという、2種類のモンスターの「二重召喚効果」によって通常召喚する事ができます。

効果は、一言で言えば「氷結界専用の簡易版・貪欲な壺」といった感じです。
貪欲な壺とは異なる点は、デッキに戻すモンスターカードが2枚である点と、その後のドローがお互いにデッキから1枚ドローするという点です。
また、この効果は1ターンに1度しか使用できません。
墓地に行った氷結界のシンクロモンスターをEXデッキに戻すのに使えますが、【氷結界】はそんなに頻繁にシンクロ召喚を行えるようなデッキではなく、何よりも「墓地からの再利用」という点では、伝道師の効果で蘇生した方が良いケースが多いです。
このカードの効果は主に、神の宣告神の警告などでシンクロ召喚を無効化される等して蘇生制限を満たせなくなったシンクロモンスターや、特殊召喚できない神精霊を再利用するのに使う事になるでしょう。
浮上に対応している点も伝道師と共通しています。浮上で蘇生すればこのカードの低攻撃力を晒さずに済む利点がありますが、やはり基本的には蘇生効果を持つ伝道師の方を優先するべきでしょう。

氷結界モンスターをメインデッキに戻すことで、氷結界の紋章のサーチ先を増やすのには役立つでしょう。
手札に紋章があり、かつ「墓地に回収したい氷結界モンスターがいるがデッキにそれと同名カードはもう無い」という状況の時にサルベージが無い時、もしくはその回収したいモンスターがサルベージに対応しないモンスターだったという時には、このカードでその氷結界モンスターをデッキに戻した上で紋章でサーチする事で、擬似的に回収する事ができます(輸送部隊のドロー効果で引ける可能性もありますが)。
ただ、単に墓地のカードを2枚デッキに戻したいならば、通常罠カードの転生の予言が存在します。

何よりも痛いのは、効果によって相手にも1枚ドローさせてしまう点です。
この効果で相手にキーカードを引かれようものなら、目も当てられないです。
一応、相手によるドローを逆手に取って、便乗でこちらは2枚ドローしたり、強烈なはたき落としで相手がドローしたカードを墓地へ落としたりする事はできますが、伏せてから発動できるまでのタイムラグが辛過ぎる上に、果たしてこのためにわざわざそれらのカードを投入する意義があるかどうかは微妙です・・・。
氷結界と同じDT出身のテーマの「ガスタ」の専用の貪欲な壺効果を持っているガスタの静寂 カームを見ていると、このカードの境遇がより悲しく思えてきます(泣

このカードの活用法は、数少ないレベル1の氷結界モンスターである点を活かしたレベル調整でしょう。
同じく数が少ないレベル1・水属性・海竜族モンスターとして見ても、自分の場に他に水属性モンスターがいない時に深海のディーヴァの効果でリクルートし、忘却の都 レミューリアのレベルアップ効果を使用すれば、ディーヴァのレベルが4、このカードのレベルが3となり、このカードとディーヴァの2体でグングニール等のレベル7のシンクロ召喚を行う事ができるようになります。
また、このカードとディーヴァの2体を選択してタンホイザーゲートを発動すれば、両者のレベルは3となり、ブラック・レイ・ランサー等のランク3のエクシーズや、ドゥローレン等のレベル6のシンクロに繋げることができます。
自分の場に水属性モンスターがこのカードとディーヴァの2体だけの時に、タンホイザーゲートを使ってからレミューリアのレベルアップ効果を使えばランク5のエクシーズを、レミューリアのレベルアップ効果を使ってからタンホイザーゲートを使えばガイオアビス等のランク7のエクシーズを狙う事ができます。
また、海皇の咆哮の効果で蘇生する事もできます。海皇の咆哮でこのカードを3体蘇生すればランク1のエクシーズに繋げる事ができます。そこからレミューリアのレベルアップ効果を使用すれば、レベルモンスター4×3の素材指定を持つランク4のエクシーズを狙う事もできます。
…登場以来長らくの間、これらの戦法はこのカードのみの専売特許でしたが、第9期にネプトアビスが登場した事によって、このカードは「唯一の」レベル1・水属性・海竜族モンスターではなくなってしまいました(汗
同じ運用はネプトアビスでも可能な上に、あちらはこのカードよりも攻撃力が高く、【海皇】デッキの主軸となる効果を持っています。どちらもテーマに依存する効果を持っていますが、テーマへの貢献度は雲泥の差でしょう…。
深海のディーヴァが制限カードとなった今では、【氷結界】デッキに上述のようなシンクロやエクシーズを組み込むのもそう容易ではありません。
ネプトアビスよりもこのカードを優先して使うならば、海皇が入っていないデッキや墓地からデッキへ氷結界のモンスターを再利用できる事に利点を見出せるようなデッキ、デブリ・ドラゴンの様にステータス関係でネプトアビスとはシナジーが無く事このカードとのみシナジーのあるカードを投入したデッキになってくるでしょう。

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氷結界の龍 グングニール

今日紹介するカードは、氷結界の龍 グングニールです。


氷結界の龍 グングニール

氷結界の龍 グングニール
シンクロ・効果モンスター
星7/水属性/ドラゴン族/攻2500/守1700
チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上
1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨て、
捨てた数だけ相手フィールド上のカードを選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。



レベル7の氷結界シンクロモンスターであり、チューナー以外のモンスターに水属性の素材指定があります。
【氷結界】ではレベル3チューナー+チューナー以外のレベル4という組み合わせで出す事が多いでしょう。【氷結界】の主力の下級モンスターである守護陣(レベル3チューナー)と軍師(非チューナーのレベル4)がその条件に当てはまるので尚更です。
また、デブリ・ドラゴンで墓地のレベル3水属性を蘇生してこのカードのシンクロに繋げる方法があります。これが最も早くかつ有名な出し方でしょう。
デブリ・ドラゴンの効果で蘇生できるレベル3水属性には、汎用性の高い効果を持ったスノーマンイーター玄武の召喚士融合を入れるデッキには欠かせず手札から墓地へ捨てる事もできる沼地の魔神王、そして氷結界の破術師などが存在します。他にも、特定のカテゴリに属するモンスターとしてグレイドル・アリゲーター雲魔物-ポイズン・クラウド影霊衣の術士 シュリット水霊使いエリアダークビショップデーモン森羅の蜜柑子 シトラといったカードが存在しています。
同様に、ダブルフィン・シャークの効果でフィッシュボーグ-アーチャーを蘇生させる事でもシンクロ召喚を行う事が可能です。
水属性・ドラゴン族のモンスターにはブリザード・ドラゴンドラゴン・アイスなどが存在する為、それらのカードをチューナーと共に組み込めば、【ドラゴン族】でもこのカードのシンクロを狙うことができます。
ドラゴン・アイスの特殊召喚時に手札から魔轟神獣ケルベラルを手札から捨てれば、即座にこのカードのシンクロ素材が揃います(シンクロするまで両者が生き延びるのは難しいかもしれませんが)。
また、このカードは数少ないフィッシュボーグ-ランチャーのシンクロ先の1体でもあります。

効果は、1ターンに1度、手札を2枚まで墓地へ捨てて、捨てた枚数分だけ相手の場のカードを破壊するというものです。
破壊に耐性を持つカードには無力だったり、時に「破壊」という点が裏目に出てしまう事もあるものの、禁止カードになったブリューナクを連想させる強力な除去効果です。
【氷結界】では打点要員と除去要員の両方を兼ねて、デッキの主力として活躍してくれるでしょう。
手札コストは厳しいものの、サルベージを使用することで補う事が可能です。
このカードの効果の発動時に、「水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時に発動する効果」を持つ海皇の下級モンスターを墓地へ捨てる事で、それらの効果を使用できます。特に、重装兵狙撃兵をコストにすれば、1枚のコストで2枚のカードを破壊できます

このカードは「氷結界」と名がつくため、大僧正御庭番と並べることで耐性を付けたり、伝道師ガンターラの効果で蘇生する事が可能です。強力な能力を持つこのカードに、これらのカードの効果を適用できる事が、【氷結界】の大きな利点の一つと言えるでしょう。
特に伝道師の効果で蘇生すれば、そこから逆転する事も夢ではありません。
また、他のレベル7モンスターと並ぶことで、ランク7のエクシーズ召喚が狙えます。自身やガンターラや交霊師メガロアビス霧の王といった水属性のレベル7モンスターとエクシーズすればガイオアビスを出す事も可能です。

さて、このカードは4体いる氷結界のシンクロモンスターの中で唯一規制されていない事や、ゴールドシリーズでは「氷結界の龍」の中で唯一ノーマルレアでは無かった事、また「氷結界の龍」の中で唯一禁止カードになったことが無い事や素材指定がある事などをしばしばネタにされており、不遇な扱いを受ける事が多いです・・・。
規制されてる他の氷結界のシンクロモンスター達が、「インフェルニティが最も相性が良い」(もちろんそれ以外のテーマやデッキの名前も色々と挙げられる)と言われるのに対し、このカードは別にそんな事はなく【氷結界】でも普通に出せるので、他よりも節操がある印象は受けますが、それもかえってネタにされる一因となっているかもしれません。
このカードがヴェルズ化した姿であるヴェルズ・オピオンが、【ヴェルズ】の主力モンスターとして猛威を振るい、(このカードとは対照的に)規制経験まである事も、このカードのネタ扱いや不遇さに拍車を掛けています。
効果の方向性自体が全く異なるにも関わらず、「(オピオンは)ヴェルズ化前よりも強化された」と記されているサイトもある程です。そのオピオンが、このカードや【氷結界】にとっては天敵と言う他ないというのも、何とも皮肉な話です。
他にも、氷結界の龍の力を宿した影霊衣の儀式モンスターの中で、グングニールの影霊衣だけが収録弾が異なっていたり、鎧を纏っている人物が他の2体のものとは明らかに別人だったりと、公式さえも「グングニール不遇」の流れを後押ししてるんじゃねぇかと疑いたくなります…。
カードの性能面においても、「氷結界の龍」のみならず、同じ属性・種族のシンクロモンスターで、このカードの小型版と言える効果を持った瑚之龍の登場で肩身が狭くなっています(遊戯王カードwikiでさえも、「使い勝手ではどうしても劣ってしまう」「瑚之龍で立場が脅かされている」と書いている)。
もちろん、レベル7のシンクロモンスターとして見ても、同じ種族で素材指定がない上にノーコストで強力な除去を撃てるブラック・ローズ・ドラゴン月華竜 ブラック・ローズと枠を争う事になるので厳しい立場と言わざるを得ません…。

このカードは個人的にはかなり思い入れの強いカードでした。
DT1弾でブリューナクが当たらず、DT3弾でドゥローレンが当たらなかった私は、このカードが登場したDT5弾の頃には、DTそのものを見下していました
そんな私でしたが、DT5弾稼働日に、店の閉店の15分ほど前に着いて初めてDT5弾をやった際に、魔轟神レヴュアタン共々このカードを当てる事ができました。
初めて自力で当てる事ができた氷結界のシンクロモンスター…その喜びは計り知れませんでした。そして、これをきっかけに「DTも捨てたものではないな」と思い、以降のDTや氷結界にハマるきっかけとなりました。
私はこのカードを当てなければ、DTについてはずっと見下したままで、「氷結界」も好きになる事は無く、ネット上で言われてるような感じでネタにし続けていたと思います。
そして、このブログを解説する事もありませんでした(それが良かったか悪かったかはともかくとして)。
その後も、ブリューナクやドゥローレンとは違い、DT5弾でこのカードを何枚か当てる事ができました。私の中では「最大の相棒」と言ってもいい程の存在でした。ちなみに後のトリシューラも、全然スムーズに当てる事はできませんでした。
しかし、上記の様な再録法によって、一気に悪い意味でネタにされるカードと化してしまいました…。
それまで「それなりに需要があるのに、絶版な上に値段が上がってるので手に入り難い」「入手しやすいようになって欲しい」と言われていたのが一転して、「ハズレ」「価格が大暴落した」とネタにされるようになったのには、人間の狂気すら感じました。
(同じように再録によってレートが下がったカードは数多存在しているが、このカード程酷くネタにされたカードは他にない気がする)

『正直者が馬鹿を見る』
遊戯王OCGにおいて、それをこの上なく体現しているカードです。

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氷結界の水影

今日紹介するカードは、氷結界の水影です。
「氷結界」に所属するダイレクトアタッカーです。


氷結界の水影

氷結界の水影
チューナー(効果モンスター)
星2/水属性/水族/攻1200/守 800
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
レベル2以下のモンスターのみの場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。



自分の場に表側表示で存在するモンスターがレベル2以下のみの場合にダイレクトアタックできるようになる効果を持っています。
単体でダイレクトアタッカーとして使用する事ができ、その場合は1200の戦闘ダメージを与える事ができます。
1200という攻撃力は、奈落の落とし穴連鎖除外を受けず、サルベージによる回収やグリズリーマザーのリクルートに対応している数値である為、扱いやすいです。
ダイレクトアタック後に狂戦士の魂を発動し、追加ダメージを狙うという戦術を取る事も可能です。
ただし、自分の場にレベル3以上のモンスターが1体でも表側表示で存在する場合は、ダイレクトアタックできません。また、自分の場にエクシーズモンスターがいる時も同様に、ダイレクトアタックができなくなります

レベル2以下の水属性・水族を強化する効果を持つフィールド魔法である湿地草原との相性は最高です!
【湿地草原】デッキは、自ずとデッキに投入するモンスターは湿地草原に対応するモンスターの割合が多くなる為、このカードのダイレクトアタックを阻害しにくい利点があります。
そして最大の利点は、このカード自身も湿地草原に対応し、湿地草原の発動下では攻撃力2400とダイレクトアタッカーとなる点です。
この攻撃力で殴られるのは、相手にとっては脅威でしょう。
湿地草原発動前に地獄の暴走召喚でこのカードを大量展開したり、更に一族の結束団結の力なども入れて攻撃力を底上げしてワンキルを狙ってみるのも面白いでしょう。

このカードは「氷結界」に属しますが、【氷結界】デッキに入れる意義は薄いです(汗
というのも、【氷結界】の主力にはレベル3以上のモンスターが多い為、それらのモンスターと並んだ場合は実質単なる効果無しのモンスターになってしまいます…。
氷結界には、他の氷結界が場に並ぶことで効果を発揮するものが多く、そのコンセプトとアンマッチなため尚更優先度は落ちてします。
また、ダイレクトアタックを狙うにしても、自分の場の水属性1体をダイレクトアタック可能にするランク3エクシーズモンスターのナイトメア・シャークが存在します。
このカードと並んでもダイレクトアタックを阻害しないレベル2以下の氷結界には、このカード自身以外にはブリズド術者輸送部隊御庭番伝道師の5体が存在します。
この中で、輸送部隊以外の4体は湿地草原に対応しています。特に術者は、並ぶことでロックを形成できる上にそのロックも水影には及ばないため相性が良いです。
紋章でのサーチや伝道師での蘇生などサポート手段も豊富であり、伝道師を自身の効果で手札から特殊召喚した場合のデメリットもほとんど気にならない為、【湿地草原】において、これらの氷結界と組み合わせる事でより大きな活躍が期待できます。

このカードと術者は、共に氷結界に属する水属性・水族のレベル2チューナーです。水族のチューナーという事で、グレイドル・ドラゴンという利点がありますが、それは術者に関しても同じ事が言えます。
ただし、術者は単体では効果無し同然なのに対し、こちらは単体でダイレクトアタッカーとして機能します。つまり、単体としてはこのカードの方が扱いやすいです。
【氷結界】以外のデッキでどちらを採用するか、となれば、水影の方に軍配が上がるでしょう。
術者のロックは自分に及んでしまう事があることを考えると、レベル3以上のモンスターを主力とするタイプの【氷結界】デッキにおいても、レベル2チューナーとして投入の余地があるかもしれません。
上記の通りレベル3以上のモンスターが並ぶと効果無しになってしまいますが、その場合は「単なるレベル2のチューナー」として割り切ってシンクロ素材にすると良いでしょう。

【氷結界】デッキよりも【湿地草原】デッキにおいて、ダイレクトアタッカーとして主力級の活躍をの場を得ているカードです。

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プロフィール

ザルトム

Author:ザルトム
(2016年7月17日 凍結)
6年と8ヶ月の間、ありがとうございました。

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