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遊戯王観察録 2017年5月

アニメ「遊戯王ARC-V」が、3月に終わったようです。
私が遊戯王をやっていた頃から続いていたものが一つ、終わった事になります。あとは漫画版でしょうか。
そして、次回作「遊戯王VRAINS」が今月より放映開始されると言います。
このように、AR-Vの放映から次回作の放映まで期間が空いているとの事で、今回記事を書いてみます。

遊戯王OCGに関して
「終わりの始まり」とも言うべき9期が終わり、私にとっては未知の領域、というか最早どうでもいい10期が始まったようですね。
新しいルールができ、多くのデッキが影響を受けたようです。中には従来の様な動きができなくなったデッキもあるとか。
また、4月より新たなリミットレギュレーションが施行されたと言います。前の環境を牛耳っていた十二獣に大きな規制がかけられています。
しかし、大会の結果を見てみると、前に記事を書いた後に新しく出たテーマやデッキに加え、相変わらず十二獣やらメタルフォーゼと言った名前も見受けられます。
ルール変更や制限改訂を行ったにも関わらず、環境トップには何ら効果が無いのは明らかですね。

アニメ出身のカードに関して
前の記事でコズミック・ブレイザー・ドラゴンについて書いた5D's関連のカードですが、今度は「時戒神」のOCG化が確定したようです。
流石にコズミック・ブレイザー・ドラゴン程のインパクトは無いものの、その貪欲なゾンビっぷりには呆れ返るばかりです。
他のアニメのラスボスのカードはそんなに忠実にOCG化されておらず、「ボスデュエル」という特殊ルールで再現されており、時戒神もその一角として再現されていたにも関わらず、今の今になってOCG化…空気読めよまったく。

水属性に関して
今後新しく出るカードの情報の中には、思いの外水属性モンスターが多いです。これだけ多くの水属性の情報が出てくるのは、私が引退する直前、クリストロンや餅カエル等が出た時以来じゃないでしょうか。
辞める前には、今後万一そういった状況が発生し、それを私が知った場合、少しは心が揺らぐのではないかと思っていましたが、実際引退して時間が経ってみると、本当に「今更もう遅い」以外の感想が湧いて来ないものですね。
例えば白闘気白鯨なんてのは、初の魚族シンクロモンスターであり、このブログで最も炎上した記事であった、グレイドル・ドラゴンの情報が出た直後に書いた記事内で、「やりたかったができなかった」と書いていた事が全てできるようになるのですが、「あっそう、良かったね」位いしか思いません。
まあ今後色々出ても、水属性の中ではガエルやバージェストマ、すなわちレベル2・水族が主役という点はいつまでも変わらないでしょう。あとはせいぜい儀式でしょうか。

また、驚くべきことにシャークのデッキに関して動きがあったようです。
No.71 リバリアン・シャークという、シャーク(ナッシュ)を意識したようなナンバーズが出るとの事です。
しかしその性能は・・・半年程前からのデュエリストのカンからすると微妙としか思えません。海皇の効果の発動トリガーになる効果すら持っていないなんて一体どういうこっちゃ。
ナンバーの付け方や効果に関しては評判は良いみたいですが、上でも触れたようなインフレ環境の中では「だからどうした」としか言いようのない微弱なレベルですね。せめて前のルールならまだ幾らか使いやすくはあったのですが。
前に考えていたNo.101をメインとしたデッキとは相性が良さそうかと思いましたが、そもそも(1)の効果で蘇生させるべきS・H・Dark knightを出すには(2)の効果でサーチするRUMが必要になる訳で…。何だか鶏が先か、卵が先かみたいな話になりそうですね。
好きだった身としては、こんな微妙なカード一枚をしてゾンビだゾンビだと罵るのは流石に気が引けます。シャークの関連カードは、これを最後に安らかに眠って欲しいです。

氷結界に関して
リミットレギュレーションではブリューナクが準制限に緩和されたみたいです。昔に規制されたカードを緩和するよりも先に、割と最近にエラッタによって緩和されたばかりのカードを緩和していくのがいかにもKONAMIらしい所です。

遊戯王を辞める直前の時期に動画サイトで【氷結界】のプレイ動画を見た事があるのですが、その動画では既に遊戯王を辞める事を決めていた当時の私でさえも観ててムカムカするレベルで軍師やチョコマジシャンガールの効果を、使える状況がいくらでもあったにも関わらず使っていませんでした。その動画内では軍師よりも封魔団の効果を使っている回数の方が多かった位でした。
仮にこのプレイ動画内でのプレイングを正とするならば、このブログを凍結する直前に触れていたような「封魔団は使えない」と言っていた人や、それに踊らされていた私はとてつもない馬鹿者だったのか?
まあ封魔団や交霊師は、新ルールによって弱体化しましたが(というか元の鞘に戻った)。

金のなる木
私が遊戯王の引退を決意したのと同時期に、週間少年ジャンプに流星方界器デューザというカードが付録カードとして登場しました。
そのカードは、【方界】デッキの主軸となるカードであり、実際に「方界」が登場した後に高騰しました。
しかし、私は「金のなる木」と分かりきっていたにも関わらず、そのカードをスルーしました。最も、このカードが収録された雑誌自体、そんなに見かけた事が無かった気もしますが。
スルーした理由は、「方界には水属性がいない(この事は過去に記事で書いていた事があった)から」という理由の他に、「どうせ引退するのだから意味がないだろう」というのもありました。
雑誌付録のカードや、雑誌の応募特典のカードは、デューザがそうだったように後に高騰するケースがあります。しかし私は、他に欲しい付録があったり、読みたい情報や漫画が載っている時はともかく、Vジャンプ等を遊戯王のカードだけを目当てに買う事はありません。
皆が皆、遊戯王やVジャンプを知っている訳ではない、その「知らない」人間に戻るだけです。
もしも仮に、皆が皆この「金のなる木」の事を知っていたら、全日本国民が我先にと雑誌を買い漁る事でしょう。現実に起こっている買占めや即日品薄になるといったトラブルなど比ではない程の騒動が起こる事でしょう。
そうならないのは、遊戯王や雑誌を知らない人も多くいるおかげだと思うのです。

アイドルカードについて
今になって振り返ってみると、やっぱり遊戯王のアイドルカードって嫌いだわ。
遊戯王OCGの中で「アイドルカードがいるのも関わらず、それらがデッキに入らない」という事で有名なテーマだった氷結界が好きだった反動で、可愛くて強いアイドルカードには自ずと拒否反応を起こすものでした。
遊戯王OCGのアイドルカードと言うと古くは霊使い、そしてリチュアやガスタ、マドルチェ、蟲惑魔、そして幽鬼うさぎや浮幽さくらといった系統のカード…弾が経つにつれて公式側が、プレイヤーがどういう傾向のアイドルカードが好みなのかを把握していっている節があり、そしてそれらに強力な効果を持たせるようになっていったような気がします。更に、幽鬼うさぎや灰流うららのように、効果とイラストの両方で需要が高まり高騰したカードもあります。
まあ、それらのアイドルカードが単純に自分の好みでは無かったというのも、アイドルカードが嫌いだった理由の一つです。
公式側が「こんなの好きだろ?」と言わんばかりに出している上記の様なアイドルカードに、悉く興味を抱けない自分は少数派どころか異常ではないかと感じた事すらありましたが、今となっては遊戯王から離れる良いきっかけの一つだったと思います。やはり周りがどうこうよりも自分の意思を貫く事が大事ですね。
アイドルカードの話題抜きにしても、DT世界の水属性テーマは氷結界の後に、氷結界と設定上は繋がりがあるが別のカテゴリのリチュアを出し、更にその後に同じくリチュアと設定上は繋がりはあるものの(属性と「儀式」というコンセプトだけは共通した)影霊衣を出したあたりにも、
「古いモンはさっさと忘れて、我々が用意したより洗練されたものを使い愛してください」という風な魂胆が見えます。
自分の性癖であったり好き好みを捻じ曲げてまで、こんなゲームについて行こうとは思わんよ…。

アイドルテーマとして圧倒的な人気を誇る蟲惑魔には、新弾また新規カードが出た様ですね。まったくゾンビもいいところです。
こういう「人気テーマ」が好きな人は、定期的に新規カードが貰える快感に味を占めて、なかなか辞める事もできずに搾取され続ける事でしょう。

アイドルカードと言えば、上でも書いたように幽鬼うさぎや灰流うららは、現在の環境では採用率が非常に高く、もはや必須カードと化しているようです。当然、価格も高騰しています。
当たり前のようにこれらの高額カードが複数枚入っている最近のデッキレシピを見ると、今の遊戯王は、灰流うららや幽鬼うさぎや神の通告といった高額必須級カードがどれだけ入っているかを見せ合うゲームになってるんじゃねぇか?と錯覚する程です。
今は特に灰流うららがモンスターカードの中でデッキの採用率ナンバー1必須カードと化しています。しかし幽鬼うさぎの例を見るに、規制される事も無く、再録されるまでには2年程位の長い時間がかかり、再録されても入手難易度は大して変わらないような汚い再録法というオチでしょう。
当然幽鬼うさぎがそうであったように、再録されるまでも再録されてからも、レートは高いままで入手困難な状況が続きます。
今、灰流うららを持っていない人にとっての選択肢は、灰流うららを高い金を出してシングル買いするか、今出てるパックなり遠い未来に出るであろう再録弾で灰流うららが当たるまでKONAMIに搾取され続けるか、遊戯王を辞めるかのどれかです。
最もリスクが少なく、かつ容易な選択肢はどれなのかは考えるまでもないでしょう。


今回も締めは、引退を勧める内容とさせていただきます。
今のこのブログのアクセス数はだいたい20弱位のようですが、せめてその人達に伝われば幸いです。他所でこんな事を書くと単なる長文荒らしでしかないため、ここでのみ書かせて貰います。

前に「2014年以降、辞める機会はいくらでもあった」という事を書いていましたが、今思うと、それより前にも辞める機会はあいくらでもありました。
例えば、8期が始まった直後。ARC-Vやおそらく今のVRAINSも、始まった直後にはカードパワーが大きくインフレしている一方で、(シャークが初登場した)ZEXALが始まった頃のカードは明らかにデフレしてました。自分が好きだった水属性がアニメで日の目を見た時に限ってこれだったのだから、辞めるタイミングとしては適切でした。
また、その後にストラクチャーデッキ「海皇の咆哮」やアビス・ライジングで水属性の強化が来て、それなりの評価を得ていた中で、自分の中ではそれらの弾パッケージを飾っていたポセイドラやシャーク・ドレイク・バイスの評価が低かった事が影を落としていました。こういった不満を抱える位なら、辞めた方が良かったと思います。
このように、少しでも不満を感じたならば、身を引く事をお勧めします。
そしてそのタイミングは、OCGでは大幅なルール変更が行われ、アニメシリーズが空白になっている今しかないと思うのです。前作品のARC-Vの評判がよろしく無かった様なので尚更です。
アニメに関しても、アニメとして出来が悪かった、キャラデザが好みでは無い、ストーリーが微妙だった…どんな些細なきっかけでも良いです。
この記事を書いたタイミングは遅かったため、遊戯王VRAINSの放映開始までそんなに時間はありませんが、今もし辞めなければ、遊戯王VRAINSの放映が終わるまでダラダラと遊戯王を続ける事になるかもしれません。
遊戯王VRAINSの放映期間がどれだけなのかは分かりませんが、その間に、今感じている不満が解消される保障はありますか?
私の様に後々になってから辞めなくて後悔する位ならば、今辞めた方が良いでしょう。
私には、他の人が遊戯王を辞めるのを強制する権利はないというのは分かっていますが、それでも今しかないと思い、急遽この記事を書いた限りです。

一歩を踏み出し、トライしよう
 



過去の記事のにあったコメントに、可能な限りいくつか返事させていただきます。

思えば遊戯王を始めたのは弟に勧められたのがきっかけでした。なので、弟の方が自分よりも遊戯王歴は長いです。
ちなみに、その弟が使っていたテーマやデッキは、第9期以降にほぼ全て新規が出るという「快挙」を成し遂げています。唯一新規を貰えていないのは弟は一番気に入っているテーマですが、一番強いデッキでもあるので、ゾンビ化を免れてめでたしと言ったところでしょう。

私は病んでいるどころか、むしろ以前よりも晴れやかな気分です。辞めた側の立場の立った分、前より言いたい事言える様になったからでしょう。とのことで
今こんな記事を書いているように、曲りなりにも9年という長い期間の間やっていたのだから、遊戯王に対する愛憎はそうすぐには消えません。
新アニメが始まってからは、遊戯王に対する関心を無くしていきたいですが。
過去にコメントを下さった人の意見の中で、前は「辞めたらいい」という意見を参考にさせて頂いたので、今度は「うじうじアンチ行為してないでさっさと完全閉鎖するべき」という意見を参考にしたいです。
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Author:ザルトム
(2016年7月17日 凍結)
6年と8ヶ月の間、ありがとうございました。

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