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禁止カード1枚追加デュエルを考える・4

「公認カジュアル大会」において、禁止カードを1枚だけデッキに入れる事ができる「禁止カード1枚追加デュエル」が開催されています。
そこで、【氷結界】にとって相性の良さそうな禁止カードについて取り上げてみます。
今回紹介するのは、この禁止カードです。


フィッシュボーグ-ガンナー

フィッシュボーグ-ガンナー
チューナー(効果モンスター)(禁止カード)
星1/水属性/魚族/攻 100/守 200
自分フィールド上にレベル3以下の水属性モンスターが存在する場合、
手札を1枚捨てて発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
このカードをシンクロ素材とする場合、
他のシンクロ素材モンスターは全て水属性モンスターでなければならない。



水属性専用のレベル1チューナーであるフィッシュボーグ-ガンナーです。
このカードをシンクロ素材とする場合、他のシンクロ素材モンスターは全て水属性モンスターでなければならないという制約があるものの、氷結界は全て水属性なので、このカードのシンクロ素材制限に困る事は無いでしょう。
氷結界にはレベル1のチューナーがいないため、このカードを入れる事で、氷結界だけではやり難いようなシンクロのレベル調整や、氷結界だけでは出せないレベル2のシンクロモンスターを出す事が可能となります。

「フィッシュボーグ」のモンスターは、今ではランチャープランターアーチャーと登場しており、このカードはその最初の1枚です。
ただし、他のフィッシュボーグが登場したのは、このカードが禁止になった後でした。
他のフィッシュボーグのモンスター達は、水属性・魚族の下級モンスターである点以外にも水属性を何らかの条件とする自己蘇生効果を持っている点がこのカードと共通しています。
イラストも、球型の水槽を中心に持つロボットの様な姿をしている点で共通していますが、このカードの水槽に入っているのが魚なのに対し、他のフィッシュボーグの水槽に入っているものはいずれも魚とは似ても似つかないです
にも関わらず、名前は「フィッシュボーグ」であり、種族も魚族です(笑

このカード独自の効果として、自分の場にレベル3以下の水属性がいる時に手札を捨てる事で蘇生できるという自己蘇生効果があります。
この蘇生効果には1ターンに1度などといった発動回数制限は存在しない為、場にレベル3以下の水属性モンスターさえいれば、手札が続く限り何度でも蘇生する事ができます
この効果から、「墓地にいるとありがたいモンスター」と言えるので、手札に来た場合、手札コストを要する時等に優先的に捨てる事ができます。
氷結界ではブリズド術者風水師決起隊水影輸送部隊破術師守護陣御庭番伝道師の内のいずれか1体でも自分の場にいれば、自己蘇生が可能となります。
特に、伝道師がいる時にこのカードを蘇生し、その後に伝道師の効果で墓地の氷結界を蘇生させる事で、様々なレベルのシンクロに繋げる事が可能です。
ただし、伝道師を自身の効果で特殊召喚した場合にはレベル5以上のモンスターを特殊召喚できなくなる為、シンクロの幅も狭くなります。

もちろん、このカードの使い道は【氷結界】だけに留まりません。
このカードの蘇生効果は「手札を1枚捨てて発動」する効果である為、この効果で「水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時」に発動する効果を持つ海皇のモンスターを捨てる事で、それらの効果を発動させる事ができるのです!
海皇の重装兵狙撃兵を捨てれば相手のカードを破壊しつつこのカードを蘇生する事ができ、竜騎隊を捨てた場合はサーチ効果のおかげで実質手札消費無しでこのカードを蘇生する事ができます。
また、【水精鱗】では、アビスグンデを捨てる事で、このカードと墓地の水精鱗1体とを蘇生させる事ができます。もちろん、そこからシンクロ召喚に繋げる事も可能です。
黄泉ガエルと一緒に墓地へ落としておくのも有効です。黄泉ガエルを自身の効果で蘇生すれば、黄泉ガエルが存在する事でこのカードを蘇生でき、そこからフォーミュラ・シンクロンをシンクロできます。フォーミュラ・シンクロンはシンクロ召喚成功時に1枚ドローできる効果を持っており、手札コスト分の消費を補う事ができます!
【水属性フルモンスター】においては、黄泉ガエル、プランターと共に自身の効果で墓地から蘇らせる事ができ、3体で壁やポセイドラの特殊召喚効果のリリース要員としても活用できます。
このカードはレベル1であり、条件となる水属性モンスターもレベル3であり、通常は高レベルのシンクロには向きませんが、蘇生後にレミューリアのレベルアップ効果を使用する事で、高レベルのシンクロが狙えるようになります。

過去には【ガエル】デッキにおいて、継承の印ドゥローレン等を使用した1キルコンボでのチューナーとして使用されていた事がありました。
このカードの現役時のドゥローレンを用いたループコンボには、チューナーとしてはほぼ確実にこのカードが使用されており間違いなくドゥローレン準制限化の立役者であると言えます
その後、このカード以外のループコンボに悪用され得るカードが規制強化されると共に一旦ドゥローレンは緩和されましたが、このカードが禁止になると同時に再び準制限に戻りました
念には念を、という事でしょうか・・・。

このカードが禁止になった事で、水属性使い全体に落胆ムードが漂っていた事を今でもよく覚えています・・・。
このカードはループコンボだけでなく【魚族】でのシンクロや1キル、【ガエル】や【リチュア】や【ペンギン】や【雲魔物】といった水属性のデッキにシンクロギミックを組み込む際にチューナーとして広く利用されていました。
このカードが現役だった時代は「シンクロ環境」であり、このカードを経由する事で強力なシンクロモンスターを出せる事が、これらの水属性のデッキの最大の強みと言っても過言ではありませんでした。
そんな折にこのカードが禁止になったのだから、これらのデッキを使用していた人達が動揺するのも納得です。
大会で大して結果を残していた訳では無かった事や、制限や準制限を経ずしていきなり禁止になった事も、その動揺に拍車を掛けていました。

このカードの禁止化の影響が最も薄かった水属性のデッキはというと、間違いなく【氷結界】でしょう。冒頭に書いた記事の趣旨とは矛盾していますが(汗
氷結界にはテーマ内にチューナーがいる(レベル1のチューナーはいませんが)ので他のカードを入れずともシンクロギミックを組み込む事ができ、また布陣の形成やシンクロモンスターの効果を使うのに手札消費が激しい為このカードの蘇生効果を使うには不向きという事で、【氷結界】でこのカードが採用される事は少なかったです。
このカードが禁止になった時ばかりは、「氷結界が一番好きで良かった」と思ったものです(笑
個人的にはこのカードはあまり好きではなかったので、【氷結界】以外でも、このカードを入れたデッキを組んだ事はほとんどありませんでした。
それだけに、禁止になった後の落胆ムードは辛かったです・・・。
今では【水精鱗】など、このカード無しでも強力な水属性のデッキが登場して何よりです。

他のフィッシュボーグの効果を見ると、改めてこのカードの性能の高さを実感します。特に、蘇生効果に使用回数の制限が無い点が強力だと思います。
また、このカードが禁止になった後もなお、海皇をはじめこのカードと相性の良いカードは増え続けています。
なので、禁止からの緩和には遠いと言わざるを得ません。
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テーマ : 遊戯王OCG
ジャンル : ゲーム

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ザルトム

Author:ザルトム
(2016年7月17日 凍結)
6年と8ヶ月の間、ありがとうございました。

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